たるさんの部屋        H30・10・1

 ◆乳児、幼児◆
・赤ちゃんは親の目しか見ない。親がどんな目をしているか見てる(だからこわい)
・母親は赤ちゃんを産んで3ヵ月、いらだち、腹を立てやすい。この頃が大事。
 その3ヵ月頃に発する(泣く、喜ぶ、叫ぶ、、、)信号の出し方を覚えておくと
 大きくなってもその時の信号であった表情、しぐさで何を求めているかわかりやすい。
・生活や経済的なこともあるができる限り3~4歳までは親が「躾け」をする。
・顔を見るだけでいとおしく目に入れても痛くないほど可愛いい子どもの笑顔で
 何度も救われる。親はこのことを絶対に忘れてはいけない。
・子どもの好きな言葉や話があればそれをくり返しくり返し話してやる。
・そばにいれる時間が少なければちよっよでも手をつなぐ。抱っこ。常にさわり触れる。
 ◆家 庭◆
・子どもがつらく悲しいのは夫婦ゲンカを見ること。
・家はおりやすくゴロゴロできてゆるやかに休める場所。
・母親は家事炊事、家庭の仕事、役割をおろそかにせず手を抜かない。
・主人は妻に「ありがとう、お疲れ、たいへんやろ」と労う。子どもがそれを見て育つ。
・子どもは母親の「嘆き、ぐち」父親の高圧的な「文句」には耐えれない。
・子どもは照れ隠しがありほとんど〔本音〕は言わないことを理解しておき
 だから子どもは素直に表現できないものと思った方がうまくいく。
・中学生が試験中は親は携帯もTVも見ない子どもより先に寝ない。
・「おまえのためにやってやってる」という〔恩着せ〕は子どもが最もきらう。
・子どもは親や先生から「愛されている」という幸福感がいる。
・「おはよう」はハッキリと。「おやすみ」はおだやかに交わせる家庭習慣を。
・子どもが挨拶をしなくても返さなくても親から先に丁寧にいい続ける。
・忘れ物をした時は長々と説教はいらない。「忘れた」しか答えようがないから。
・遅刻は親が恥ずかしいと思わない限り子どもは遅刻を繰り返す。
・「美味しいものを作ってあげようかな?」と思わなくなったら子どもは荒れ始める。
・子どもは力いっぱい遊んでお腹いっぱい食べてグッスリ眠ることで成長する。
・子どもが食事を楽しみをするようにバランス、栄養を考え一生懸命作る。
・食事は楽しく食べる。子どもにイライラさせたり不満を持たせながら食べさせない。
・「孤食」は全国民の44%(経済、生活上仕方がないが、、)
 一人の時親の智慧、工夫がいる。献立を親子で作成したり塾への手弁当に心を込める。
 ホワイトボードに伝言、連絡、メッセージ交換などをして「孤立」させない。
 しかし「不憫(ふびん)だ、かわいそうだから」と金や物で解決しない。

 ◆躾け◆
・物を壊したり大事にしない子どもは説教や理屈では直らない愛情でしか。
・小学1、2年は「遊び」この頃遊べない子が危ない「遊び」は子どもの生命力。
・小学3、4年から少しづつ「学力」この時期から学習習慣づけをする。
・子どもには「手書き」がいる。くり返しくり返し正確に書かせる。
 書くと脳が活発化する。聞きっぱなし言いっぱなしはよくない。
・小学生も中学生も「学校がおもしろい」と言っている間は大丈夫。
・子どもの頃の「躾け」のポイント3つ
 (1)自分で考え自分で行動(自立)
 (2)何事もやると決めたら一所懸命にやる(努力)
 (3)人に対して素直に「ありがとう、ごめん」が言える(人間関係の構築)
・子どもが大人に成長するのは経験。しかも自立(自分で)のできる経験値。

 ◆親の役目◆
・両親がそろっているから子どもが育つとは限らない。
 父親(厳格、決断、勇気)母親(慈しみ、愛、優しさ)の役目を果して子どもは育つ。
・一人親、母が仕事、施設育ちなど両親不在でも、その子が安心して愛して
 くれる人がそばにいれば子どもは育つ。
・子どもは親に一番にほめてもらいたい。次は大好きな先生に。
・子どもに言って「聞かせる」ことより子どもから「聞くこと」を怠らない。
・子どもを愛するとは「かかわる」ことである。
・母親は毎日同じことで腹を立ててはいけない。同じことを言っても効果はない。
 だが月に1度は厳しく叱る。ただ落ちついて余裕のある時に限る。
・親は子どもが「学校が好きや」というのを聞くのが嬉しくなるのはなぜだろう?
・子どもは勉強や試験は大切だと誰もが思っている。だからひっつこく言うことない。
 余計にイヤがり反発「そんなに言うならやめた!」と親子ゲンカになるのがオチ。
・核家族の「核」が減った。中核とは=父親=とは判断、決断ができる人。
 父親は子どもに嫌われても勇気を持って「ダメなことはダメ」と言えるかどうか。
・親の取り替え交換はきかない。子どもは親や先生を選べない。
・親が自分の時間を作るために子育てに手を抜いたり「面倒くさいなあ~」と
 思いかけた時から子どもとの関係の崩壊が始まる。
 結果:親が「ホッ」としたい年齢の時にとんでもない労力と苦しみが待っている。
・子どもは子ども社会で傷つき苦しんでいる。その苦しみは「母の愛」で落ちつく。
・親は自分が昔子どもであったことを忘れない。イヤだったことを子どもにしない。
・親離れは愛情で満たされて自立し始める。幼い頃「過保護」と言われるくらいに
 可愛がっていないから愛が満たされずいつまで経っても「親離れ」ができない。
・教育講演会や教育書物、教育番組が子どもを育てるのではない。
 子どものために「何がいいか?」と考え失敗しながら進むことが子どもを育てる。
・子どもに対してグチや文句や理屈を言っても解決にはならない。
 あれこれ考えず理屈抜きでやさしく接して寄り添ってやればそれで解決に向かう。
・愛情不足からくる精神的飢え(後天的)と発達障害(先天的)とは違う。
・場当たり的に叱るな。その時子どもは親は感情的になってると見抜いている。
・子どもは親がそばにいてくれるだけで楽しく嬉しいもの。
・親に何か都合の悪いことがあると子どもに物やお金で機嫌を取る。
 もらって嬉しいから黙ってはいるがうすうす「何か変、親って勝手」と感じている。
・子どもが大人に成長するのは「経験」だから親は自立させる「経験」を積ませる。

 ◆不登校◆
・ふつうの子は学校へ行けば家のことを忘れるが不登校生は家のことを忘れられない。
・中学1~2年に多い。
・不登校には優等生でまじめ。繊細でよく気がつく、いい子がなりやすい。
 いいかげんで人の気持ちが読めない、わからない自己中心の子は不登校にならない。
・親との関係がうまくいかないと不登校になりやすい。
 学校へ行けず家にいる時にできるだけ話を聞く(傾聴)「親子修復」のチャンス。
・30年程前には女子のアル中はいなかった。登校拒否もいなかった。なぜ今は?
・子どもが愛情がほしい時にもらえず、構ってほしくない(自立の開始)時に
 してもらっても子どもの成長にはよくない(親の子離れ)

 ◆問題児、非行◆
・人と変わったこと異常なことをしないと認めてもらえないから問題を起こし気を引く。
・子どもから目をそらすな!「この子は困ったな」と親の態度や目に出ると
 それを子どもはいち早く察する。
・子どもの「万引き」は一過性の病気であることが多い。早いうちに。
・親の言葉、態度で子どもは「目標、夢」を失いやる気をなくしあげくは非行に走る。
・女子が荒れるのは父親のありがたさを知らない。父親が良くない父親の修行不足。
・誰でもがする平凡な普通のことが耐えられなくなると非行に走る。
(好きなことしている時)「がまん(忍耐)」をすることを教える。
・何度も人に迷惑をかけ、その上親に見捨てられた子はどこへ行く?。。。
・子どもを見たくも触りたくもない時(思春期)がある。黙って見守る時期。
 毛虫は気持ち悪い(思春期)がやがてきれいな蝶となり羽ばたく前と思えばいい。
 蚕(かいこ)の時(思春期)気持ち悪いならまゆ(繭)になり絹になれない。
・いつまでも同じことで怒り続けない。
「さぁ、もうすんだ、次へ向かおう!」ポジテイブな希望のある言葉をかける。
・子どもに腹が立ったら:いいところ(長所)を探せ:可愛かった頃を思い出せ。
・子どもの命の根幹を切る(ネガティブ)言ってはいけない言葉。
「もうこの子はもういらん」と親があきらめはじめ
「こんな子は生まなければよかった」と思った時から子どもはくずれかけ
 言葉を口に発した瞬間から非行に向う。
・日本がアメリカより非行が少なく学力が高いのは
 幼い頃から添い寝や川の字で手を握りながら寝る習慣によることが大きい。
 安心感からくる無意識の「情緒安定(家族愛)」が非行を防いでいる。
・朝ごはんの準備と心のこもって弁当を用意してもらえる子どもは幸せ。
・親以外でも子どもがそばにいる人(親族、先生ら)と愛情関係できたら
 不安や恐怖から守ってもらえて落ちつき、嘘や問題行動、非行がおさまる。
・親が感情的に叱る、脅し、力づくで押さえつけていると子どもの頃は
「怖い、怒られるから」と我慢をする。やがて思春期から高校、大人へと
 体も大きくなるとそれまでたまった不満がエネルギーとなって爆発し反抗が。。。。
 驚いた親が子どもの機嫌を取り始まるともう家庭内は暴力化する。
・叱る時は幼い頃より
「そのうちにわかる、大人になったらわかる」など抽象的な叱り方をしない。
「なぜ?注意しているか」わかりやすく明確に伝える。
・問題行動、非行からの脱皮できる*母から子どもへの最高の言葉*
「まわりの人が何と言おうが
      あんたは私の子、あんたに何があっても私が守る」

◎H14年~「子育て」のテーマのポイントをまとめてみました。
 〔内容〕は勤務高校生徒のアンケート、毎年3~6回開講した「子育てママ塾」
 各地での「講演会」のふり返り文や悩みの相談や感想などが主です。