たるさんの部屋                   令和3年1月
          「寒中お見舞い申し上げます」

 また緊急事態宣言が発出されました。
阪神淡路や東日本大震災をはじめ未曾有とか想定外といわれる自然大災害が
たびたび起こる中、今回の新型コロナ感染症は別次元の苦しみを人々に与えています。

 大惨事の時は救助者やボランティアの救護活動で多くの人々が助かりました。
自助でどうにもできない高齢者や障がい者たちも救われています。
援助者の自分をことを後にし率先して動く「利他の精神」には頭が下がります。
日本の良さである支え合い、助け合いを感じずにはおれません。
 しかし新型コロナ感染症は「お互い様」の精神さえも打ち消します。
人との接触であるあたたかさ、ぬくもりさえも断絶し恐怖に陥れる「孤独感」は
感染する以上に悲しく辛い社会に引き込んでいく気がします。

 私は「人と出会い」こそが人生だと思っていますが
中学生対象の「メンタルセミナー」少年対象の「こころ塾」も中断して1年になり
「子育てママ塾」も悩んでるお母さんとのカウンセリングの機会も減少してきた今
何ができるか自問自答しています。。。

 津田設立当初から過去に勤務した高校(福崎高、琴丘高、姫路高)でも
「一所懸命ひたむきに」「人のために」をスロ-ガンに掲げ47年になります。
津田の子どもたちには生きづらい緊急事態の今だからこそあらためて
「一所(今、この時)」「懸命(一途に全力で)」「ひたむき(集中して)」
困難がきても立ち向かい強く生きる勇気を持つこと。
苦しんで誰かが助けを求めている時こそ「人のために」役に立ち「ありがとう」と
感謝される生き方ができるように導くことこそ自分の役目だと思っています。

 その一方で暗くなりがちな日常の中で「安らげる」時があります。
それはキッズ(4、5歳児)と放課後等ディサービスである「障がい者」との
「触れ合い(愛)サッカー」です。
そこにはつねに「笑顔」があり自らが学べる場であり救われる場でもあります。
それこそこの子たちに「ありがとう」の感謝しかありません。

 ネガティブになり落ち込みがちな今ですが、こんな時こそ
「笑顔で、いいこと考えて、希望を持って前向いて行きましょう!!」
悲しい思いもよらないことが起きても「これには、きっと意味がある」と
考え方、見方、やり方を変えてみるのも一つの手段かも知れませんよ。

 それでは「お元気で」と言いつつも、、、
70歳(高齢者)の私が一番かかると危ないですよね(笑)気をつけます。
いつかみんなと大手を振って会えますように(祈)