たるさんの部屋                    平成29年3月1日

また、また「別離」の季節。
(続;わがまま編)

津田、福崎高校の教え子たちの「仲人」を28組させてもらいました。
披露宴のあとの二次会を拙宅で開いたり今も家族同然に付き合っています。
その多くが社会人でも一緒に夢を追い現在は津田のスタッフへと繋がっています。
まさに「夢の循環」津田、樽本ファミリーです。
今も結婚式に数多く招待され新郎と多くの教え子たちに囲まれて同窓会的
雰囲気も漂い幸せな場をいただいています。

*「津田のぬるま湯」に浸かると「プロになれない、有名な強豪チームに入りたい、
うまくなりたい」と過去にも津田から旅立った少年も多くいます。
それも世界に目を向ける時代であり自然な成り行きでもあります。
サッカーブームや情報があふれる中で親のさまざまな考えがあるのも事実です。
わが子をそばに置いておきたくても親から離れる時期が必ずやってきます。
それまでは友だちや家族やいい大人に囲まれ「愛情」をいっぱいに優しさを知り
「思いやる心」を身につけ「自立」ができてからでも遅くない。
「長い人生そんなに急いで、、、」じっくりゆっくり、、と親も指導者も
子どもの「大器晩成」をめざすべきだと思います。

*私はたいしたサッカー指導(技術、理論、戦術など)はできません。
子どもが「好き」子どもと一緒に居たいと思うことしかできません。
その思いだけで勤務先(福崎高や琴丘高、市姫高)である程度の結果も出せました。
個人でも普通の能力の子たちが5名Jリーガーに、日本代表や日本ユース代表や
代表候補にもまた国体代表としても数多くの者が出場していきました。
津田少年からジュニアユースへ。そして高校から卒業後は社会人へとつないで
「社会人サッカー選手権」に全国出場4度という夢を叶えましたし
「全国クラブチーム選手権優勝=アマチュア日本一」という輝かしい結果も出ました。
少年や中学時代は技術や能力ばかりを高め結果だけを求めることより
「人としての成長(人間のプロ)」が基礎、基本だと思っています。
「指導者(コーチ)は教育の伝導者」でないといけません。
手塩にかけて育てた子どもたちが良き指導者や教師に出会え成長することを
心から願っています。でないと私も少年の指導者も親も救われません。

*今年の6年生は県トップリーグも全日県予選もベスト4という輝かしい結果を
出しましたがそれ以上にあたたかく好感が持てる学年でした。
優しくて友だちを思える「気づき」がいいんです。
この良さはアマチュア日本一、全国社会人出場や各高校で結果を出した年代の
少年時代とよく似ていて「一緒にいてホッ」とできるメンバーです。

*私は高校サッカー監督を終えてグランド建設に奔走した1年間でした。
一方ではピッチで教え子と夢を追いかけることができない寂しさもありました。
その時今年の6年を見るたびに(大切な物=触れ愛)に気づき勇気づけられました。
だからこそ今年の6年の「夢実現」のためにそばにいて叶えてやりたいのです。
多くの経験、体験させ必ずやってくる思春期には親に言えない悩み、苦しみに
寄り添ってやることが私の役目であり津田スタッフも総動員で守ってやりたいと
思っています。それこそが43年間も続いて津田の伝統なんです。
仲間の結婚をみんなで祝い次代の子もみんなで育て今後展開するエストパークで
津田、樽本ファミリー夢の循環を巨大な揺るぎないものにしたいと願っています。
これってやはり「わがまま」ですかね。