令和6年度 『育成会総会・子育てママ教室』

◯1部 挨拶

 エストレラ津田サッカークラブは今年創部50年めを迎えます。

公立高校(主に福崎高、琴丘高)の部活動で「全国出場」の夢を見ながら地域クラブチーム(津田、エストレラ)を運営するという当時は誰もやっていなかったいわば「二刀流」をなし遂げるべく活動を続けてきました。

 一方カウンセラーとして不登校や引きこもりの子どもに寄り添いながらお母さん対象に「子育てママ教室」、中学生には「メンタルセミナー」を開講、放課後ディサービスでは障がい者の子どもたちと過ごしてきました。

今、振り返ってみると子どもたちのために「あっ」という間の50年でした。

◯2部 子育てママ教室

(1)「子育て」に正解はない。

   10歳(半成人)になれば子離れを始め、あとは子どもに任せる(自立)

(2)「子育て」とは(興味、関心)事を持たせること。

   子どもには好きなことをトコトンさせよう。

(3)「子育て」は待つ、忍耐、我慢すること。

   子育てに終わりはなく一生続くからこそがんばりすぎず楽しもう。

(4)「子育て」は子どもの「心音(こころね)」を聴く。

   子どもの行動には必ず意味がある。言語力のない幼児(泣くしかない)

   うまく話せない思春期の子(怒り)の行動には受容の心で。

(5)「子育て」を通じ親が変わること . . . 変わりましょう。

◯3部 「親はなくとも子は育つ…」

(1)手を繋いで三者面談(進路)にやってきたN子とおばあちゃん。

難関の公務員試験を見事突破「就職祝いと祖母の誕生日会」は我が拙宅で。優しさとあたたかさを持ったN子。目元はおばあちゃんそっくり。

(2)ヤングケアラー

お母さんのお世話のために入院先に近い高校を選んだY子。家事炊事をこなしていた甲斐もなくお母さんと永遠の別離が . . .

お別れの日「笑顔」で見送るY子の姿が . . .

私への手紙には「お母さんが一番喜ぶのは私の《笑顔》だから . . . 」お母さんは遺産としてY子に《笑顔》を残して徃った。

(3)幼くして母親の愛を知らず長期寝たっきりだった父親の葬儀を出すことに。彼女の手紙「たるさん、親って?家族ってナニ?!」の問いに答えられない。

高校生にして身寄りがなくなり一人で生きていくしかなくなった。彼女の幸せを祈るしか。。。(何もしてあげれない無力感だけが . . . )