「子育てママ塾」

           「家族の未来」(1)母は強し

◇女の子と書いて「好き」良い女と書いて「娘」女が家に入ると「嫁」。
 女が家で屋根の下で「安らぐ」
 おかあさんが一番に願うことは幸せな「家族」の未来。
 おかあさんが家族の中で分け隔てなく子どもを愛する「優しさ」が伝わっていく。
 女性のその「愛=優しさ」こそ人間の基本となる。

 一方男性はロマン、栄光、頑固、勇気、強さ、野望、こだわりなどを求めて進む。
 成功とは人に勝ることそのために体力、能力、智恵などあらゆることを駆使し
 様々なもくろみを企て得ようとする。
 これこそ男の「生きざま」かのように。
 つまり男性こそ「男らしく」であり女々しくあってはならない。
 弱肉強肉社会に優しさや弱さは邪魔になり世間に出たら通用しないと責めたてる。

 男性は勝ちたい、上へと登りつめたい、夢実現を果たしたいと思えば思うほど
 負けは許されないと自己防衛が働き恐怖心が生まれてくる。
 力には力、技には技で勝負をして勝てなくなるとナーバスなりストレスや不安など
 精神的ダメージを受けていく。
 こうなると男は弱い。
 「戦え!負けるなッ、逃げるな、行けーっ」と強がっていた男も
 苦しく辛く逃げ出したくなるとおかあさんの「愛=優しさ」を求める。
 おかあさんから生まれお乳を吸い、抱かれ、体を擦り寄せて甘えたガキの頃を
 思い出して「優しさ=安らぎ」を感じて救われた気分になる。
 おかあさんの「愛=優しさ」を取り戻し人間復活をしていく。

 おかあさんの愛=優しさ(いたわり、情、気づき、親切)で育まれていき
 子どもの心の奥に子どもの命として根付いていく。
 子どもは「母の愛」に守られていると信じることができてはじめて大人へと成長していく。
 やはり真の強さは「母の愛=優しさ」。
 ということは家族の柱や中核は「母=おかあさん」
 「家族の未来」は「母=おかあさん」なくしてあり得ない。

         「家族の未来」(2)新婚はわくわく
◇結婚当初「家族の未来」は将来を夢見てワクワク暮らし始めたはず、、、。
 「おはよう、ありがとう、ごめんね、ええで、おいしかった」が夢を作っていた。
 だが何年も過ごすと会話の中身も「あー言った」「こー言った」と言葉にすれば
 文句となり返ってくる。
 「何もしてくれへん」「したやろー」との繰り返しに話をするのがイヤになる。
 なら黙っていたほうが、、、と互いに(無関心)になり挨拶すらなくなる。
 *「愛」の反対語は「憎」ではなく「無関心」。

         「家族の未来」(3)子ども編
◇こういう親の姿、夫婦を見て
 高校生アンケートの「家に帰りたくない理由ベスト3」が生まれてくる。
 (第1位)夫婦ゲンカ
 (第2位)母のグチ、小言、文句
 (第3位)会話がない、息が詰まる(居づらい)
 子どもはそんな家族をどう感じてどんな思いで青春を過ごすのだろうか、、、、
 子どもが「家族の未来」や故郷を捨てる原因になっていくのではないだろうか、、

         「家族の未来」(4)老後編
◇家族の未来とはと問われても、、若く元気はうちは全く考えない。
 (1)20年後は人口の1/3が高齢者社会
 (2)75歳から年金支給がはじまる
 (3)(高校生アンケートから)将来70%が親の介護はしたくない。

 若いと思ってもやがて動けなくなくなる。体のいろんな部分が衰えていく。
 痴呆になり徘徊を繰り返していつか誰かに面倒を見てもらう時がやってくる。
 やがて老夫婦となり口数も減り会話もない生活になっていく。
 〔老老介護〕時代に。だが夫婦という形さえもなくなり(熟年離婚)一人孤独死が待っている。

         「家族の未来」(5)切り開くのは、、、
◇女性はブラック企業
 母として育児、子育て、家事、炊事に 近所付き合い
 社会人として仕事をこなし家庭では嫁と姑の問題、介護など本当に大変。
 それに関わる給料はなく休日さえなく働いて働いて、、、
 文句の一つも言いたくもなる。
 疲れてくると
 「自分は何のために生きているのか、、、」と考え始める。
 「何をどうした、、こうした、、、」とか同じことを繰り返し、
 前と違うことを言うなど、
 ヒステリックで、暴言や理不尽と思える言葉に周りも閉口する。
 言っている内容が問題でなく、心の奥では聞いてほしい構ってほしいということなんです。
 寂しいんです。
 結婚当初は、家族の未来を切り開こうと一緒になったはずなのに、、、

 たまには少しの時間でいい。
 (新聞やTV、スマホを見ながらではなく)向き合い共感してほしい。
 答えを出そうとか理解しょうと思わなくてよい、ただ一緒に悩んでほしい。
 (オウム返しででよい)
 「そうか、そういうことか、、たいへんやなあ、、ごめんな気づかずに」
 母は子どもの、男は嫁のカウンセラー(聞き役)でいてほしい。
 それこそが「家族の未来」をつくり出す源となります。
 難しいことではない簡単です。
 一言互いが「ありがとう」を言えばいいんです。
 素直に言えば本人も「楽(らく)」になります(本当です、やれば実感できます)
 それを見ている家族(子ども、祖父母)も「楽しい」気分になれます。
 まずは自分から言ってみて下さい。返事は求めず要求せず続けて下さい。
 必ず家族(夫、子ども、祖父母)も周りも変わるのがわかります。
 そうすると「家族の未来」も明るくなります。

 「ありがとう」が「未来の家族」を繋いでいきます。