子育てママ塾

ーーー少年サッカーの保護者対象「講演会」のまとめーーー
 題名:子どものめざすゴールは

「テーマ」子育て、指導者の育成=がまん、忍耐(熟成)
*指導者は子どもやチームの展望を描きながら長期ビジョンから
年間、半期、月間、週間、当日に渡って指導計画を立てます。
子どもが将来豊かになれるように時間をかけてじっくりと育成します。

ここでお母さんに質問します。
子どもの成長の進行具合は
<A>将来(熟成)ですか?  <B>今、目先(インスタント)?ですか
誰しもが(A)と答えますよね。

親は子どもやチームの結果で右往左往します。
わが子がうまくいっている、チームが勝ってる時は大満足です。
結果が出ないと他のチームや他の子どもと比較し不平、不満が噴出します。
「あの子は、、、他のチームはと、、」比べ、あせり、あげくの果てには
苦しんでる子どもを罵倒し、時にはやつ当たり。
冷静さを失うと冒頭に*印にある指導者が将来を見据えていることを
考える余裕もなく不満の矛先が指導者(学校)へ。

大人がいつまでも親自身の「夢」を持つことは素敵なことですが
経験の少ない子どもは親の意見や話を聞きながら「夢」を描きます。
子どもは親の喜ぶ顔が見たいものですが子どもの「夢」を親が先導してはいけません。
残念ながら今は子どもの「夢」を親の「夢」へとすり替えが増えました。
メディアやインターネットで情報が溢れる時代。
世の中の流れに遅れを取らないように子どものために、、、とは言いながら
ひょっとすると大人の親の「夢」を果たすために。。。早く、早くと。
子どもの成長のゴールは12歳(少年期)ですか?
17歳(高校期)?私は子どもの成長は「大器晩成」だと今も言いつづけてます。
一生をかけて人生のゴールをめざすものだと思っています。
わが子には何才になっても人生にチャレンジし夢を追いかけてほしいものです。
悲しいのは「子どもの頃は凄かったのに、、、でも今は、、、」
親も指導者もじっくり子どもの成長を楽しむ余裕を持ちたいものです。

サッカーにおいては高校~社会人やプロは「結果」を出すことですが
少年~中学生以下は(指導過程の)「成果」を出すことだと思っています。

私の話を聞いて本日出席のおかあさんにあらためて質問です。
子どもの成長の進行具合は
<A>将来(熟成)ですか?<B>目先(インスタント)?ですか
子ども対してイライラしたり、焦ったり、人と比較した時
目先の小さなことに捕らわれず、将来を見つめ大きく包み込むように
あったかい気持ちで見守って下さい。
そんなおかあさんの愛を背中で感じながら安心してゆったりゆっくり
人生を歩むと思いますよ。