たるさんの部屋

人生は「思い通り」にいかないもの

人生は楽しい日ばかりではありません。でも苦しい日ばかりでもありません。
「いろいろあるから人生」と言える年齢になってきました。

*私の子どもの頃や学生時代にはあまり「いい思い出」がありません。
母親によると産まれた時は産婆さん(古い時代ですね)からは「危ない」と言われ
マリア病院に運ばれ長く入院してたそうです。
物心がついた頃から病弱で家の中でズーっと絵を描いていたことを覚えています。
近所のかかりつけ医には学校より多く通っていた記憶があります。
体力はなく色白で小柄。朝礼や集会で座り込んだり倒れたりイヤな思いが、、、
低学年では当然運動はできず足は遅く運動会の徒競走はビリの部類でした。
でもスポーツに興味があり見ることは大好きでした。
4年の終わり頃から毎朝早く起きて、また夜寝る前にも近所周辺を走っていました。
子ども心に「強くなりたい」と体作りの本を買って見よう見まねでやってました。
中学時代はスポーツ記事をまとめたり運動の専門書をよく読んでいました。
努力したりスポーツについて読み書きしたことがその後生かされたかも知れません。

*中学受験に失敗。公立志望高校にも失敗。大学など受験7校全てに不合格。
たどりついた先は予備知識のない調べもせずに希望校でない「日体大」へ。
ご存じように昭和40年代は全国レベルや超スペシャリストの運動集団の体育大学。
徒競走でビリの運動能力やましてやサッカー経験のない初心者の居場所では
ありませんでした。スポーツ歴としては何もない青春時代が終わりました。

*でもそんな私がイキイキとできる時期がやってきました。
それは「教師」になってからのことです。
子どもや人といることが好きで「お節介な性格」が生かせる仕事です。
体が弱い子。運動のできない生徒。レギュラーが取れないベンチ暮らしの選手。
仕事(用意、準備、整備、あと片付け)ができ周りへ「気づかい」ができる生徒に
目が届き気持ちがわかってあげられたのは自分がそうだったからかも知れません。
「教師」生活をしながらやっと青春が来て「うまくいってるなあ~」と
思っていたらとんでもないことに。あと3週間と寿命を切られる大病に。
辛くどん底に落ちました。でも苦しくイヤなことばかりではありません。
多くの生徒に囲まれて「夢実現」であるエストパークができました。

*思い通りにならず悩んでる生徒には
「うまくいかないやろ、、、辛いやろう、、、でもいつかいい日が来るから、、、」
「動作が遅くてもうまく出来なくても勉強できなくても、人生あわてずゆっくりと
笑顔で〔人のため〕にさせてもらっていたらきっといいことがある」と。
「いいことって何?」と聞く生徒には「ありがとう!」と言ってもらえるよ。
私のジッ体験を伝えることにしてます。それしかできませんが、、、。

*「挨拶」を交わすと人と人の〔間(あいだ)〕に心が通い〔人間〕同士になれる。
人間同士が同じ目標に向かうと「信頼」が中に入り→人+中=〔仲〕間に。
人間関係を構築する大事なことは人と人の〔間(ま)〕→「間合い、距離間」
付きすぎず、離れすぎず絶妙の「タイミング」と繊細な「気づき」がポイント。
人間関係も「思い通りにいかないもの」と思うほうがいいかも知れません。
特にそばにいる夫婦間のことや我が子を思い通りにしようとしないことですね。

*今日も明日もいい日が来ますように。