たるさんの部屋             29年、4月、春号。

 

高校を退職して2年めに入りました。
初々しい制服姿の小学生、中学生、高校生を街角で見ると新鮮になり我が身まで
清められる気がします。

※「感謝」
人生「出会い」が全てです。「出会い」に「感謝」です。
生徒には「感謝」を持って「人のために」「一所懸命ひたむきに」生きることを
伝えてきましたが、あらためてこの季節は自分自身に言い聞かせる時期です。

3月は「別れ」の季節でした。
別れの生徒たちには今後素晴らしい(いい大人や仲間と)「出会い」があることを
祈り送り出すしかできません。
私は「別れ際(ぎわ)」を大事にしたいです。でも、、、、。
(1)「最後だから言わせてもらう」と。出会いに最後はありませんよね。
どこかで誰かと繋がってます。本人ではなくても子や孫と繋がるかも知れません。
(2)「この際だから言わせてもらう」と。どの際なのでしょう、、、、。
「この人はそうだったのか?」とその人自身の見方が変わってしまいます。
(3)「飲まないと言えないから」と。酒の勢いで、、、、。
「やはり、この人の本音はそこか、、、」と信じることさえも難しくなります。
いずれにせよ一度口に出した言葉が相手の心に入ると消えずとも残るものです。
しかも言い過ぎたり、思いが伝わらないことも多々あります(言葉は難しいです)
だから「別れ際」は全て「感謝(ありがとう)」でいいと思います。
でないと再会した時が気まずいですよね。
それが証拠に
卒業生や教え子の家族、親族などが企業や自営業など幅広く活躍しています。
43年間のサッカー人生でJクラブ、大学、もちろん高校、ジュニアユースから
少年まで多種、様々な「出会い」があり私もサッカー観や人生観にも大きな影響を
いただいて家族のような付き合いをさせてもらっている数多くの人たちがいます。
その人たちに私の教え子たちがお世話になるケースが非常に増えてきました。
「先生、A君はどんな生徒でしたか?」とよく聞かれます。
これは偶然の「出会い」ではなく「必然」なんですね(繋り)

4月新たな出会い。
津田サッカークラブの少年部新1年生が申し込みが約30名(23日確定)
ジュニアユース新1年が23名。
エストレラ姫路ジュニアユース新1年が34名。
「必然」的な「出会い」に感謝するとともにこの子たちには
私自身が様々な人と出会い、学んだ大切なことを(繋いで)いきたいと思っています。

※「一所懸命ひたむきに」
人生を一生かけて「一生懸命」。その時その所(場所)で「一所懸命」に汗を流し
目を輝かせ頑張る姿に人々は感動をするものです。

私は卒業生によく言うのは、
人生を10年プランで計画し目標を定め方針を立てるようにアドバイスしています。
私も40年が過ぎてやっと方向が決まってきました。
次の10年が集大成かとも思っています。
常に考え、気づいたことをメモ(枕元、TV横、車の中、カバンの中等)をして
まとめて整理する。文書にしたら今度は口に出して広言する(有言)
できない理由があるならどこにあるか探しながら前に進むことを優先します。
そして決めたらやる、やり続ける(有言→実行)
先が見えず目標を見失った時は<目の前>のことを「忠実にていねいにやれ」と。
やり続けることが大事で続けていたら視界が広がる時がきっと来る。(と、信じて)
人生「あせらず、あわてず、あきらめず」

※「人のために」
生徒に「人間関係がうまくいく」秘訣は
「自分のことより相手のことを考え、気づき、察してあげること」と答えます。
私事で恥かしいですが最近「うまく歳を取れてるなぁ~」と思えます。
その理由は
「させてもらう、してあげる」ことが今まで以上に楽しくなってるからです。
さらに嬉しいことは
教え子たちが私の生き方を各方面で繋いでくれる姿を目にすることが増えたこと。
人を育てて世の中に送りだし「社会へお返しができてるなぁ~」と感じています。
教え子や出会った人たちと共に「人のために」生きることが結束できれば
大きな力となって住みよい社会になり、さらに将来の日本を支える子どもたちも
育っていきます。
我々大人も子どもに恥ずかしくないように生きていきましょう。

*この1年私と「たるさんサッカーファミリー」をあたたかく見守って下さい。
またどこかで「必然」的な「出会い」を祈りつつ。。。。