たるさんの部屋                H28、10、1(66歳誕生日)

週末になると各赴任高校先だったサッカー部の教え子と自宅で食事会をもっている。
この再会が今の私の「楽しみ」であり教師としての確認でもある。
久しぶりに会ってもその時、その頃、その時代に一気に戻れるのは不思議。

福崎高校に(30歳)転勤しサッカー部を持った時に決めたこと。
うまくなる、勝つ、全国出場などはモチベーションの一つにすぎない。
サッカーを通じて「自立性」「社会性」を身につけさせる。
*自立性 (1)逞しく生きる=生命力
(2)乗り越える力=忍耐
(3)はねかえす力=挑戦
*社会性 (1)人間関係でもまれて育つ。
(2)人のために(利他の精神)
そしてサッカー部のスローガンに「人のために」を掲げた。
「偽善者」「きれいごと」などと思われているかも知れないが、、、。
赴任した各高校サッカー部のスローガンにして現在も続けている。

人のために
(チーム、仲間のために)
・生きてる限りは人助け  → 何かしてあげたいと思う気持ちでワクワク生きる。
・他者、社会貢献     → 見返りを求めないでさせてもらう
・気配り         → 気配を感じ相手の思いを馳せる。
・心配り         → 心配性になるほどに相手のことで悩む。
・気遣い         → 気を使うトレーニングを習慣にする。
・人が喜ぶ顔がみたい   → 人と共に喜ぶと楽しさ倍増。
・困っている人をみたら  → ほっておけない、お節介でもいいので関わる。
・出会った全ての人に   → 感謝の「ありがとう」。出会いは奇跡。
・他人、相手の幸福を祈る → 相手は敵でない。敵など世の中にいない。
・自分のことは別にして  → 「人のために」動く、まず動く。

◇人間関係をうまくやるには上下関係、年齢、地位、立場はあるとしても
相手を尊敬、信頼して相手から学ぶ気持ちで接すれば絶対にうまくいく。

◇自分を犠牲にして「人のために」するとよくない。なぜなら、見返りやねたみ、ひがみが出て自分の
ためにしてしまうから。まずは自分が幸せになること。

◇自分が幸せになるために「居場所」を作ること。
「居場所」をきれいにして「ありがとう」を言いつづけることで「居場所」が
好きになり愛着がわく。「居場所」ができれば「人のために」できる。
※「居場所」=クラブ(部活)家庭、家族、会社、仲間、サークル、、、。

*再会して生徒たちが現役時代も卒業後も「人のために」したことをイキイキと
話してる姿を見ると嬉しい。
教師としての思い(教え)は通じていることが確認できた。
これからも「人のために」生きてくれることを念じて生徒の幸福に手を合わせる。