たるさんの部屋

ゴールデンエイジ(小学高学年)

琴丘高勤務時代、平成17年からゴールデンエイジ児童対象に「J塾」を開校。
心身とも輝き成長する時期に「人間のプロめざして」月2回琴丘高サッカー部員と。
整列から「黙想!」きれいな「挨拶」から約100人が一つにランニング。
まわりからはよく「たるさん、自衛隊か!」とイヤミを言われるランニング。
決して「並べ!そろえろ、声を出せ」と訓練したり強制はしない。
走ってる前の部員を直視し列を揃え、気づき、息づかいを感じ、足音に耳を澄まし
五感を生かして「心」を一つにして走る(福崎、琴丘から市姫へと伝統に)
少年、高校関係なくグランドでは「一所懸命、ひたむきに」戦う姿勢を感じさせる
というのが目的。最後に整列、黙想!挨拶、グランド整備やトイレ掃除を学ぶ。
メンタルセミナーも不定期に開催「気づきや振り返り」を。
夏は「海体験」冬には「年末合宿」で裏山登山。寒さの中で日の出を迎える。
J塾卒業メンバーのほとんどがエストJrや津田Jrへ進む。
高校でも姫路地区で中心選手となり活躍。「J塾やってよかった」と。
残念だが姫路高校勤務中は一時中断となったが本年度「こころ塾」として復活。
津田以外の他のチームのゴールデンエイジもぜひ参加し「心の鍛練」を。
*詳細は津田HPの「こころ塾」参考に

「J塾」では交換ノートもおこない2年間で多い者で5、6冊になっていました。

 

「おかあさん特集」*J塾交換ノートから

*カレー
おかあさんが仕事から帰ってきたが、かぜひいて熱が出てねこんでしまった。
ぼくはせんたく物をとりいれてからカレーを作ろうとがんばった。
おかあさんが気がついて起きてきた。「おいしい」といってくれたけど
ぜったいにおかあさんのカレーの方がうまい。
夜ねていてもおかあさんのかぜが気になった。

*母の日
「おめでとう」といおうとしたけどおとうさんとおにいちゃんがいてはずかしいので
いえなかった。寝る前にふとんの中で「おめでとう」と言ってねたら
夢の中におかあさんが出てきた。

*ごめんね
ぼくが宿題もせずにおそくまで遊んでいておかあさんにしかられた。
「ごめんなさい」がいえずなかなかねられなかったが、おかあさんがそーっと
部屋に入ってきたのでねたふりしてたら「今日はおこってごめんね」と
頭をなでてくれた。おかあさんが部屋から出たあと「ごめんなさい」といえた。

<裏話>
この子のおかあさんが私が主宰している「子育てママ塾」に来てくれました。
「怒りすぎた、感情で怒った」と、あとで「しまった!」と思ったら
可愛い寝顔見て「ごめんね」と言って下さいっと話をしたら、
早速実行されたそうです。(いいですねぇ)

 
*J塾交換ノートでは週末おかあさんが書くコーナーがあり、以下は
心あたたまる親子のやりとりです。今もこのおかあさんと3人の子どもが
私の誕生日を祝ってくれるなど交流があり「この親ありてこの子あり」です。

<おかあさんから>
前から時々、自分でユニホームを洗ってくれていたけど
「J塾」に入ってからより一層自分で進んでユニホームを洗うようになったね。
きれいに洗えてるストッキングを見ておかあさんは涙が出ました。
一生懸命洗ったんだろうな、、、手は擦り切れていないやろうか、、、
おかあさんが洗うより数段きれいになっていたんで恥ずかしくなった。
この気持ちこれからも大切にね。

<子どもから>
けさ、4時に両親は法事で静岡へ行ってしまった。
おかあさんがいないので大いそがしでした。
おかあさんがいないと「たいへん」だと思い知らされました。
朝のうちに昨日のせんたく物を洗濯機に入れてまわして学校へ行きました。
帰って急いでせんたく物をほしました。「夜には帰るから、、」と言ってたけど
思ったよりおそく本当に忙しい一日でした。

<おかあさんから>
「家はどうなってるんだろう?」と心配でしたが、
朝ご飯をタイマーで炊いてくれたり洗濯物を干してくれてたね。
干した洗濯物を一つ一つながめながら「工夫して考えながら干したのだろうなあ」
と思いました。
残りご飯をボウルに入れてきっちりラップして冷蔵庫に入れてたのを見たときは
感動しました。おとうさんが「おかあさんいなくても大丈夫やな」って。

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ゴールデンエイジ(小学高学年)の子を持つ
*おかあさんへ*

・子どもを深く思い過ぎると苦しめるかも知れませんね(負担、プレッシャー)
・「正しい」からって子どもに何を言ってもいいはずないですね。
・「嘘」をつくの子は:いい子でいたい:親を悲しませたくないことからの嘘も。
ふだんから安心して良いことも悪いことも話せるような家庭の雰囲気作りを。
・「あんた、なんでそんな性格?」と言わないで、、、だってお母さんの子どもです。
・お母さんだからこそ、他人にわからない我が子のことを見極められます(か?)
・子どもの苦しみはお母さんの「支えと優しさ」に触れて乗り越える。
・もし自分の子どもが誰かに何かしらで「問題児」扱いされても一切気にしないで。
そう言った人(尊敬に値しない)が逃げ出すために作った言葉に過ぎないから。
そんな人や噂話、信用のおけない話で我が子を責めることは絶対にしないで下さい。

★私が生徒と向き合う時心に決めてること★
*「悪い子はいない、悪い子にする大人はいっぱいいる」
性善説とか性悪説とかの問題ではなく子どもはいいものに決まってる。
誰一人「悪いまま一生終わりたい」と思う子どもはいない。
子どもが悪いことをするのは「教師力」や「親の愛情」のお試し期間。
悪いことやってみて、その時無視したり頭ごなしに押さえ感情だけで怒ったら
(あぁ、この先生、うちの親はあかんわ、むり)と思い本格的に「ワル」に走る。