◆子育てママ教室◆(津田育成会総会)
コロナ期に開催できずにいた育成会総会の後の「子育てママ教室」では
サッカ-好きな子を(1)指導者と(2)親(育成会)が連携を取って子どもを見守っていくことを確認しました。
(1)指導者(先生)
子どもの苦しさに気づく大人(親、先生)がそばにいてあげること。
私は高校教師時代、授業は勿論のこと、学校生活やクラブ活動など日常の会話に至るまで生徒の発信する信号(言葉、行動)に気づくことを意識していました。
「気にかけてるぞ」「苦しい時は遠慮せず話をしてくれ」「一人で悩むなよ」と願いながら寄り添うようにしていました。
交換日記、レポ-ト、手紙、面談、雑談、家庭訪問などあらゆる手段を使って
「樽さんなら話してもいい、話してみたい」と思ってくれないかなぁ、、、と。
少年サッカ-の指導も50年近く子どもたちの関わりに対しても同じスタイルで、指導者にも機会あるごとに「とにかく気づこう」と話し合っています。
「気づき」は指導者も親も持っていないといけない「感性」です。「気づき」のポイントは子どもの動作、しぐさ、声のト-ンなど多種多様にあります。些細なことでも決して見落としてはなりません。
(2)苦しかったら逃げろ、、、
ストレスから逃れる術(すべ)を知らない子どもは嫌なことが「イヤ」と言えず我慢に我慢を重ねている。そんな子は親や周りに心配かけまいといじらしく、心優しい子(弱いと言われるが)に多く見られます。
何でも話せる友だちがいることは重要ですが、あくまでも同年代であり、受け入れる子どもの度量にも限界があり問題も起こります。
話をしても友だちに困惑されたり迷惑がられるケ-スもありその結果、仲間外れになり、時には「いじめ」へと発展することもあります。
(3)聞いて聴いて(傾聴)、、、待って(自立)
子どもはイライラが募ればいつかは爆発し反社会的(暴力、非行)行動に、抑圧すぎると非反社会的(孤立、引きこもり、不登校など)行動に出ます。
そうなる前にまずは聞きましょう。話しやすい雰囲気を作り最後まで聞くこと。
聞いてあげると大人(指導者、親)を信じることで子どもは安心します。子どもが心の中を開示すれば、その後は大人の指示、指導(誘導)は不要です。
子どもが自分で考え選択し動くまで〔待ちましょう〕躾け、教育は「忍耐」です。
(4)親、家庭
子どもが「家に帰りたい、ほっとできる家がいい」と思ってますか??「家」は子どもが成長する場であたたかい雰囲気作りが最も大切です
*家庭は人間の基本的欲求
(ア)食欲(イ)睡眠欲(ウ)活動欲の充足の場
子どもが美味しい好きな物を食べ、ゆっくり休んで、好きなことをする場。
*家庭で親が絶対に口にしてはいけない(否定的な)言葉
(ア)他人や兄弟との比較(その子にはその子の良さを見落とさない)
(イ)過ぎた過去をしつこく言わない(子どもは未来、希望に生きてる)
(ウ)恩にきせない(してやってる…)親の仕事を全うし感謝を要求しない。
※子どもは親と先生(指導者)は選べません(だから責任があります)
親を頼りに産まれた、神様から授かり物の子どもに明るい未来が来ますように!(祈)