たるさんの部屋「10年(ひとむかし)」

  津田40周年を機に「たるさんの部屋」をHPに掲載してはや10年です。
 その間コ-チ陣も保護者も代わりました。時間があれば読んでやって下さい。

  特にここ10年、大人が未来の宝である子どもたちに「なんてことを!」と
 疑問符?がつく事件を多く見聞きし憤りを通り越し胸が痛みます。
 子が選べない親から虐待、ネグレクトを受け逃げ場をなくすなんて、、、、。
 *楽しく安心、安全の場であるはずの保育園や小学校で不安や大人への不信感が募るってあり得ない。
 *中学、高校年代は青春時代を謳歌する最高の舞台のはずが、、、
 「勝利第一主義とチ-ム(部)が強くなることが指導の目標でありそれこそが保護者からの評価」と考える指導者から暴言、暴力のパワハラという理不尽を体験し大好きなサッカ-から離れなければならない悲しさ。
 *私は子どもに「人生は出会い(人のために、人を大切に)」と伝えているが
 「こんな先生やコ-チなら会わなければ、、、」となる子どもの気持ちは??

 ※暗いニュ-スの多い中で若い指導者とサッカ-談義を交わす機会に恵まれその会話がまた楽しい。その共通認識を一部紹介すると、、
・コ-チが思い通りに動かそうとするのは単なる自己満足に過ぎない、と。
・子どもの成長に合わせ身体だけでなく繊細な思春期特有である〔心〕を守ること。
 *体の傷は時が治すが受けた「心の傷」は一生消えない(トラウマ)
・子どもが勝ちたいと思うもの以上に過剰に勝利を求めない。
 *プレッシャ-や重荷を背負わせ恐怖のモチベーションで金縛りにして自由な発想や遊び心(チャレンジ)を奪ってはいけない(未完の大器に)
・子どもを「バカにするな!無視するな!排除(いらん、出ていけ)するな!」
 *子どもはコ-チのことをよく観てる(怖いから分かったふりしているだけ、、)
・子どもから「このコ-チといたい」と思われているか(信頼があるか、、)
※目先の結果に一喜一憂せず、失敗を受け入れ心から子どもと共にサッカ-を楽しむ指導者と過ごせる子どもは幸せだと思う。
 こうした自由の中から個性溢れ想像力を持った選手が出てくるものである。
 若い指導者たちからも学びながら一緒に姫路のサッカ-を変えたいものだ。

◆開催案内◆3月11日(土)播磨光都サッカ-場

「JDFAパラフットボ-ルフェスティバル2023」


障がいの種類に合わせて7つの競技があり障がいのある人がサッカ-を通してつながりチャレンジする機会にと播磨光都サッカ-場の運営責任者であり デフ(聴覚障がい)日本代表元監督でもある津田の卒業生が実行委員長として
 「パラフットボ-ルフェスティバル」が今年も開催されます。
微力ですが私もエストレラや津田少年たちと毎年参加し子どもたちが健常者と障がい者との「共生の世界」を体験し人への気遣い、優しさ、いたわりサポ-トの必要性を学び相手を思う心が育ってくれることを願っています。
皆様も時間が許せばぜひご来場下さい。