樽さんの部屋              令和3年5月

『3度目の緊急事態宣言が延長に』

 昨年のGWは活動休止となり子どもに会えない寂しさから各家庭に手紙を
配ったのに2年続けて今年も活動休止とは、、、
これまでも一斉休校や友だちとのふれあいの制限からの不安が生じたり
多くの大会がなくなりストレスを抱えていることなどが心配です。

※私は教師時代「情熱、熱意」を持って生徒と接することを心がけていました。
授業、クラブ、HRなどは勿論、離れていても「どうしてるかなぁ~、
怒ってごめんなぁ~」などその生徒への思いを馳せながらメモっていました。
 退職後は純粋無垢な少年たちと過ごせる幸せを実感しながら過ごせています。
こんな非常時であるからこそ時間が許す限り「一人一人〔個〕」を大切にしたいと
あらためて思っています。

※話は変わりますが日本のサッカ-は今や世界へとはばたく時代となりました。
少年サッカ-(低学年)に携わってここ数年「世界に通用する〔個〕を育てたい」
と思うようになりました(遅いかも知れませんが、、、、)
 血気盛んな若い頃は「チ-ム優先団結重視」を掲げ結果にこだわっていました。
今振り返るとその影響で多くの選手の〔個〕を消していたかも知れません。
これからは〔個〕を伸ばすために子どもの一人一人の性格や特性を見つけ
(欠点を修正することより)特長を伸ばすことに心がけるつもりです。

※指導には情熱、熱意が必要ですがもっと大切なことがあることに気づきました。
それは「楽しさ」です。
子どもは「楽しければ」イキイキと時を忘れて没頭しやり続けます。
楽しそうに目を輝かせ取り組む姿こそが指導の善し悪しの判断材料になります。
だから指導者の自己満足やチ-ム勝利最優先(エゴ)で子どもの「楽しさ」を
奪ってはいけないことを肝に銘じるつもりでいます。

※心(メンタル)ですが子どもは〔予期不安〕を抱えて日々過ごしています。
生きてることは悩むこと。試合も試験もケガや病気など思い通りにならなく時には
悲しい出来事も、、、そうした経験を経て大人への階段を少しづつ昇って行きます。
その時に絶対不可欠なのが「自己肯定感」です。
子どもは「僕は大丈夫!」「お父さん、お母さんやコ-チはいい所をほめてくれ
認めてくれる、だから僕はできる!」という肯定感が必要です。
*大人からのポジティブで明るいプラス言葉をシャワ-のごとく浴びることで
不安を解消し自信をつけ積極的になり「笑顔」が増え「自立」していけるように
寄り添いながら将来「大器」となるように育てていきたいものです。

 今後も指導プログラム作成を子どもからのアイディアやヒントをもらいながら
私自身の生きる力である「子ども大好き」は変わることなく情熱、熱意を忘れずに
子どもが「夢や希望」が持てる手助けをさせてもらおうと思っています。
 一日でも早く子どもの歓声と笑顔に包まれる場所に戻れることを願っています。