エストレラ津田サッカ-クラブHP (令和2年5月末)
「樽さんの部屋」
◆教え子たちへ◆
古希を迎える年にとんでもないことになった。
100年にあるかないかの不幸な歴史的危機を迎え今後も暗い影が続きそうだ。
経済活動も生活様式も学校(教育)も今まで通りには戻れないかも知れない。
*教え子たちは「元気かな?家族は、、、」身体だけは気になる。
全ての人々が同じ状況の中で「教え子」なら今までとは間逆の考え方や知恵と
行動力を持って気づきの感性を磨き〔人のために〕生きてくれると信じている。
*5年前に退職してから津田SCの幼児や少年たちと暮らす日々だが
米や作物さえ作ったことも大工仕事などもできず、41歳で大病してから
がんばりの効かないこの身体では何の役にも立たない老人になった。
唯一無二できることは「子どもたち(教え子)といること」
なのに新型コロナの今の現状ではそのことすらできない。
子どもといるのが当たり前だった日常が突然、しかも3カ月もなくなった。
時間ができたものだから部屋の整理をしていたら毎年年度末の授業終わりに
一人一人に手渡していた手紙の返事が6000通余り出てきた。
*「宝物」を読み返していると懐かしが(俺にとって遅い青春だが)一気に蘇る。
福崎高、琴丘高の生徒やJ塾(中学生)との交換日記。
バ-スディカ-ドや贈り物に添えられたメッ-セージが続々と。
福崎サッカ-通信、琴丘サッカ-だより(555号) 市姫サッカ-だより(100号)など
書き残したものが次からと次からへ。
今の子どもたちに「できることはないか?」と悩んだいたが「これだ!」と。
*早速、低学年の子どもには一軒づつ手紙を書いて配達し、中、高学年の子には
笑いと元気を取り戻してほしいと「おもしろクイズ」や「日本むかし話」
(たるじいさん、たるこばあさん)の〔紙芝居〕を動画で。
ミルクボ-イをタルクボ-イ(私の似顔絵付)として漫才ネタを創作し
「母の日」に親子あてにメッセ-ジとして発信。
5、6年には「こころ塾」として日記をつけることと続ける大切さを伝えて
中学生には「メンタルセミナ-」として家庭でできる心の強化プログラムを配信。
この試みが収束をしこの子たちが何年か経ったあとに「宝物」となってくれれば。
長い休校でストレスが溜まるお母さんにお役に立ててもらいたく「子育てママ塾」
としてストレス解消法と「ねぎらい」を発信。
*新型コロナ期に家族が一緒に過ごすことで「家族の絆」の大切さをあらためて
考え直すいい機会してもらえたら悪いことばかりではない。
*一日足りとも一人で過ごすのは苦手で到底無理。
大勢の「教え子」に囲まれた生活がなくなるなんて。。。
会いたい時はいつも心の中にいるのでいつでも呼び出せるけど、、、、
やはり実際に会えるのとはまた違う。今は会える日を楽しみに少し我慢しょう。
*この「樽さんの部屋」を目にしたら同級や先輩、後輩に伝えてほしい
「落ちついたら会いたい」と樽さんが言ってると、、、