樽さんの部屋                     31、1、11
           あけましておめでとうございます。

  今年も元旦は津田SC少年部、2日は津田、福崎、琴丘、市姫のOB会に続き
 3日はエストレラFCと「初蹴り三昧」で幸せな年始でした。

 毎月行っている津田SCスタッフ会議では以下のように年始挨拶をしましたが
 全ては自分にいい聞かせる内容でテーマは「謙虚」です。

 子どもは年齢が低ければ低いほど指導者が言うこと、することは全て正しいと
 思って信じて付いてきます。
 半成人式(10歳ごろ)までは指導者の影響は非常に大きいです。
 子どもが初めて出会う大人が指導者ならなおさらです。
 ですから指導者は「謙虚」な心で子どもに接しなければいけません。
「挨拶や返事」も大きな明るい声で心を込めて交わす必要があります。
 ピッチでの姿勢、服装、立ち居振る舞い、声質などは子どもが「親の後姿」を
 見て育つように指導者そのものを真似をします。
 指導者の考え方や行動、言動が子どもの心に一生残ります。
 指導者が結果を求めて誇りやステータスを得るために子どもを使ってはなりません。
「心の傷」となり子どもの頃は怖くて言えずに大人になって話しを始めるという
 悲しいことも多く起こっています。
 指導者の年齢、実績、地位、キャリアには関係なく「この人と居たい」と
 子どもが心から慕ってきてくれる指導者でありたいものです。

*ゴールデンエイジを過ぎると思春期に向かい「魔の14歳」に突入します。
 この頃(少年期)は親や大人、社会に対して「疑心暗鬼」になる年頃です。
 人言えず明るく振る舞うものの自分を卑下し葛藤し、いじめと戦って
 いるかも知れません。
 そこを救うのは教師ではなく「指導者」でありたいものです。
 少年期は「信じる」ことが大事で「信じること」=「認めること」です。
 必ず「良いところ」を見つけ「ほめて」できたら「評価」をすることです。
 それを伝えるタイミングがまたポイントで重要ですが。。。

*子どもたちが大人になって「あの時あの頃たるさんとの思い出が〔宝物〕」と
 そんな話を聞かされると本当に嬉しいものです。

*高校サッカー現場から離れて少年サッカーに戻って3年。
 45年前の立ち上げの「原点(初心)」に返ることができてました。
 要らぬ忖度や自己営利目的や保身のために擦り寄る大人より
「純粋無垢」な子どもたちから「学び」を得られる幸せを感じます。
「学び」に終わりはありませんね。

 子どもらしくとんがった個性やアイディアを思い切り発揮できる環境を作り
 子どもと「夢」を見て「笑顔」で未来を語りあう少年サッカークラブであるべき
 と年頭にあたりあらためて感じました。

          本年もどうぞよろしくお願いします。