たるさんの部屋 H30、12月末日
1年が「アッ」と過ぎると感じる年齢になりました。
各方面や出会った人々、1年間本当にお世話になりありがとうございました。
教え子から学生時代に「先生からの言葉やもらった手紙、家に呼んでもらったこと、
そばにいて寄り添ってくれたこと」などかかわった思い出話を聞くたびに
「少しは影響を与えられたのかな、、、」とあらためて懐かしく思う一方で生徒たちが
いい大人へと成長ぶりには驚かされてます。
最近はサッカー少年たちと過ごすことが生活の中心です。
損得、邪悪な心が見え隠れする大人と居るより純粋さときれいな心が頂けます。
一生懸命さや頑張りに心が震える感動をたくさんもらいました。
*少年たちには2つの「ありがとう」を伝えています。
1つはお世話になった人への感謝「ありがとう」(義理を欠かさない大人になる為)
2つめは「ありがとう」と言ってもらえる生き方(人のために、利他の精神で)
*45年間姫路のサッカーを何とかしなくてはと思い続け頑張ってきました。
「全国」にあと一歩で、、、と体験を幾度かしてはいつも悔し涙を流したものです。
私が指導にかかわった生徒は本当にまじめで頑張れ尊敬できます。
抜群の気遣いと何事も「やる!」決めたら「ここまでやるか?!」までやります。
しかしこれだけ頑張っても頂点に届きませんでした。
「何が足りない?あと一歩の原因?」やはりそれは「技術の差」です。
少年期に身につけていければならない(個人技)が不足していることです。
*高校サッカー現場(退職)から離れ約3年。
原点である少年期指導に戻るとあらためて気づくことがいっぱいできました。
少年期に足元の技術がつけば余裕、落ち着きができ周りが見えはじめます。
身体的成長であるスピード、パワー、フィジカルは大人になるにつれ付いてきます。
そこに目を向けることより少年期(ゴールデンエイジ)は「神経系」いわゆる
<バランス、瞬発力(すばしっこさ)巧ち性(うまさ)ボールコントロールなど>
が発達する時期でそれを伸ばしてやらないと上記にあるように子どもたちが
高校年代や大人になり苦しむことになります。
*子どもも親も指導者も勝てば気持ちがいいし嬉しいものです。
だが目先の勝利に捕らわれ「勝つ方法」を子どもに与え続けてたとしたら
子ども自身が考え「自立」をしようとする将来をも奪うことになります。
子どもは失敗やミス、敗北をしてもいい権利があり繰り返して成長します。
*スポーツ界も「トップダウン指導」の時代から大きく変わりました。
姫路も変えなくては、、、それには夢と希望を持った若き指導者たちが不可欠です。
スポーツの原点は「遊び」「遊び」は楽しい「楽しい」から続きます。
〔押しつけや命令〕では続かず、子どもが考え自分でするからうまくなります。
指導者が「夢」を持ち、子どもに「夢」を語り、子どもたちが未来へ羽ばたく
ために考え工夫し寄り添い支えるサポートをお願いしたい。やりましょう!
私もたくさんの人から助けをいただき今日があります。
それに対し「恩返し」をしなくては。。。。ですが自分ができることは
姫路のサッカーのために子どもたちと若き指導者をサポートすることしかできず
またそれが「恩返しかな?」と思っています。
年末大寒波がやってきそうです。お体に留意され良いお年をお迎え下さい。
※卒業生との「初蹴り」1月2日10時~:エストパークで楽しみに待ってます。