たるさんの部屋                     30年8月盛夏
                「200」超え

  本当に暑い日が続きます。何年かに一度の異常気象が毎日のように各地で起こる。
 人間の「業(ごう)」に神様や自然界からのお怒りかも。謙虚にならないと。

 世の中に何かでお返ししたいとは思うのですが、、、、
 心臓にペースメーカーを埋め込んで以来体力に自信がない。
 体のいたる所に痛みがでるし耳は遠くなるし、、、
 手先は不器用で機械関係などは全くダメ。
 友人が運営している「森のわんぱく塾」も作業や木工、物作りにも何一つ手助けに
 ならず子どもと遊びことしかできない。
 では事務系はというと未だにワープロでパソコンさえできない。
 結局は「お役に立ちたい」と思うだけで何もできない自分がイヤになります。

 その中でわずかに自分のできることとして
 うち(拙宅)を訪れてくれる人の悩みの聞いてあげることぐらいしかできません。
 退職後2年半で面談記録が「200」を超えました。
  サッカーの指導者、先生、保育士らは子どもへの関わり方や指導内容、保護者対応
 チームでは運営方法、組織、役割など悩まれています。
 悩みを抱えたおかあさんたちも多く来られます。
 子どもが障害を持つ、不登校や家庭内暴力に対して人知れず苦しみを一人で抱える
 お話には涙して聞かせてもらうしかありません。
 少年や中学生の悩みはサッカー、進路、勉強、人間関係(友人、先生、親)で苦しみ
 繊細で優しいばかりに学校させ行けずに苦しんでる子どもも増えました。
 大学、高校生や卒業生らは進路、就職相談が主で「ゼミ受けてる感じ」との感想。
 でもせっかく来てもらっても悩みにいい答えを出すことができません。

 帰る際玄関から出た時にスッキリした顔と「楽になりました」の言葉で救われ
 時には泣きの涙で抱き合って別れることもあります。
 見えなくなるまで「こんな私を頼って来てくれてありがとう、どうか幸せに」と
 思いを込めて見送ります。     いや知らない人も
「たるさんの部屋」を見た私の関係者や卒業生もぜひ、、、いや知らない人も。
 来てもらえることが嬉しいので美味しいコーヒーと共に待ってます。

「悩み」がなければどれほどいいか、、、とつくづく思います。
 相手に「対敵」という怒りの気持ちが無くなればどれだけ楽かとも思います。
 未熟な私は特に次の2つの(怒り)が悩みの比重を大きく占めてます。
 私のおもしろくない〔オヤジギャグ〕を使ってその2つを説明すると
*一つめは「(上)から目線の(下)ごごろ」
 プライドとステータスで人を見下して自分の思いとおりに人を動かそうとする
 今流行の(自分に都合のよい)「忖度」を求めるいい歳をした大人。
*二つめは「おもて(表)なしのうら(裏)工作」
 擦り寄ってきて人をおだててうまく取り入り人を利用しながら利益を企む大人。

 そんな(人)のことで悩むのは馬鹿らしいですね。
 いろんな人が世の中いると割り切らないダメなんですがまだまだです。
 でも純粋にサッカーに打ち込む少年や若者。目を輝かせて自然遊びをする子ども。
 そんな子どもたちと居れることの幸せに感謝しないと。
 自分のできることを子どもたちにしないと子どもたちが私の背中を見てますね。
 まだまだ暑さが続きます。みんなで爽やかな汗を流せるいいことをしましょう。